福島県会津美里町にある会津本郷焼宗像窯の登り窯は、江戸中期に作られ、現在、会津美里町指定文化財となっております。その窯が2011年3月11日の東日本大震災により、登り窯の前方が大きく損傷しました。窯の損傷が激しく、復旧には専門の技術が必要なため、困難を極めると途方にくれていたところ、登り窯の再生のため福島県出身の大塚孝義氏(日本シビックコンサルタント椛纒\取締役社長)が中心となり宗像窯「登り窯」再生プロジェクトを立ち上げて下さいました。
また、この再生プロジェクトには、多くの方々(土木技術者、建設会社、AGF(味の素ゼネラルフーヅ)他)にも多大なるご支援を頂き、「最新の土木技術と伝統との融合」をテーマに今回新たな試みとして耐震性を高めるために鉄筋コンクリートで基礎をつくり、現在、修復作業を行っております。完成後の初窯は来年春ごろを予定しております。
今回の修復にあたり、御支援頂きました多くの関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
宗像窯 八代目 宗像利浩
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東日本大震災による「登り窯」被害状況 |
「登り窯」修復工事(平成24年12月撮影) |
○お問い合わせ
宗像窯登り窯再生プロジェクト事務局
日本シビックコンサルタント株式会社 三坂賢一 TEL03-5604-7517
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